2010/08/30

高見+田口「バトル・ロワイアル」 - 喰いそこなったシチューの味

高見+田口「バトル・ロワイアル」第1巻 
参考リンク:Wikipedia「バトル・ロワイアル」

以下の断章チックな堕文は、筆者がツイッターに投稿したものの再利用(*)。データ要素をここで補うと、コミック版「バトル・ロワイアル」はヤングチャンピオンに2000-05掲載、単行本はヤングチャンピオンコミックス全15巻。



ちょっと大急ぎで高見広春+田口雅之「バトル・ロワイアル」コミック版を、超ななめ読み。もっとこう、平凡な中坊チャンたちが殺しあうお話かと思ってたのに、一部の子たちがハイパーな人材だったのでびっくりした。

そのコミック版バトロワで心に残ったのは、心やさしい平和主義の女の子たちが、その中の弱い分子のせいで殺しあうはめになり、ヒーロー君はシチューを食べそこねるというエピソード。ここらの『心理的』な構成はさえていると感じたし、もっと全般にそういうことを描いてる作品かと期待してた。

ところでなんだがバトロワに限らず、自分は劇画の残虐描写なんて、怖いからあんまりよく見てません。どういう場面か分かったら、さっさとめくる。ペローだったら『狼は赤ずきんちゃんを食べてしまいました』ですますところ、やたらねちねちその過程を描写することが面白いとは感じない。

0 件のコメント:

コメントを投稿